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2019-03-24
地元ネタ

5月4、5日に相模原市南区の相模川河川敷の4カ所で開催される「相模の大凧(だこ)まつり」へ向けて、凧作りの作業が順調に進んでいる。新戸、勝坂、下磯部、上磯部の4会場のうち最も上流側に当たる上磯部地区では17日、三段の滝下多目的広場(同区磯部)で大凧の組み立て作業などが行われた。

 相模の大凧文化保存会上磯部地区(川崎勝重会長)は会員104人。昨年12月に、大凧の骨に使う真竹を地元の竹やぶから、篠竹(しのだけ)を伊勢原市内から切り出して作業を始めた。今年2月に入ると毎週日曜日を利用して紙張り、骨作りなどに精を出し、10日と17日には組み立て作業に汗を流した。

 組み立てでは、2本の竹をつなぎ合わせて荒縄で結んで凧の骨にし、縦横に組んだ骨の間に、さらに「紙押さえ」という細い竹を組み合わせていく。17日は保存会の会員らが計約2千カ所をひもで丁寧に結んだ。

 同地区の凧は、10・8メートル四方で畳72畳分の6間凧と、7・2メートル四方の4間凧。6間凧は引き綱などを含めると重さ約700キロにも上り、30~40人で綱を持つ。川崎会長は「一番大切なのはいい竹を切り出すこと。作業が順調に進むように天気にも気を使う」と話す。

 例年は、市民公募で決めた2文字の題字を凧に書くが、今年は4会場ともに新元号を書く。このため、いつもなら2月に行う題字書きは、同地区では4月21日に予定している。「新しい元号だから、いい風に恵まれて4会場とも凧がうまく揚がってほしい」と川崎会長は祈っている。




 

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